毎週不定期更新予定、第5回目!!

第5回目になりました。今回は10月に行われる新作公演『つまるところ よいん』に向けて、リハーサル期間にはいる前の様子を振付家KENTARO!!に直撃しました。

-新作公演のクリエーションについてお聞かせ下さい。-

(K)特に今はまだ何も準備してるものはないけれど、とりあえず音は先行してつくってるんで、今の時点(8/20)で2曲できてます。使うかわからないけど、今まで作ったストックも10曲以上あります。稽古が始まったらまた平行して唄ものも作っていきます。

-1公演でボツも含めて何曲くらい作ってるんですか?-

(K)20〜30です。

-そんなに作ってるんですか。苦笑-

(K)インストとかSE入れてね。歌ものはそんなにボツにならない、2曲くらい使わない。あとは動きの質をちょっと今までと変えたいっていうのがあるから、どのくらいみんながそれに対応できるかやりながらという感じですね。

 

-今回客演のお二人について、選んだ理由を教えて下さい。-

(K)工藤さんに関しては直接踊りを観た事はないんだけど、会ったときにピンときて、CRUSH THE TYMKSと同じイベントに出てたということで繋がって直接話を聞きたいなというところから一度会って、今回のイメージに合うな、と思ったので誘いました。違った良さを引き出したいですね。
木引さんは芝居を何度か観ていていいなぁと思っていて。僕は踊れるし、踊れる身体とダンサーでない人を共存させるシーンを作りたいときに、表現力のある役者さんを選びたかったというところです。

-KENTARO!!さんは役者さんをダンス作品で起用する際に、この人は役者だから〜、この人はダンサーだから〜、というような部類分けみたいに考えて作るんですか?-

(K)部類というか、やれることは両方とも限られるわけだから、やれることをやってそれで共存したり、役者にいきなりHIP HOPをやってといっても無理だし、やれる中の話だと簡単な振りとか合ったものをやる。でもそこまで分けてるわけじゃないです。ユニゾンとか含め、難しい事をチャレンジしていこうと。

 

-なるほど。話は戻りますが、音楽は何の機材をメインに使って作っているんですか?-

(K)MTRですね、HDの。今となっては古いです。最近はipadのアプリ使って、ipadのアプリをマルチトラックレコーダーにラインで録って重ねるという楽器的要素としてipadを使用することもあります。それで結構面白いドラムの組み合わせとかできます。

-ミュージシャンの方とか、よく電車や散歩中に良い歌詞やメロディが浮かぶと聞く事がありますが-

(K)作業していないときに思い浮かぶ事もあるけど、家にいたらその時に録るかな。忘れちゃうのってどうでもいい気がするから余り覚えてないです。でも作るぞ!ってなって作って、しかも日によってテンション違うからサビまるごと変えちゃったりすると結局1からですね。酒飲んでる時の方が歌詞が荒いとか、潜在意識にある歌詞が出てきたり、くたくたの朝方に歌詞書くと良い歌詞ができたり。気分によって全然変わる。だからできないときはできない。簡単なリズムだけならすぐできるけど。

 

-最近作りたい曲のイメージとかありますか?-

(K)ないです。

-笑-

(K)でも最近甲子園見てて、応援団の吹奏楽というかマーチングの管楽器?ラッパとかみたいなアレンジはやってみたいですね。そういう音楽も作りたい。打ち込みになっちゃうけど。プチオーケストラ的なのもあるといいなって。甲子園のあれって、日本的だと思うんですね。そういう要素のインスト音楽もやっていきたいです。

KENTARO!!氏の楽曲がいち早く?聴けるかもしれない→KENTARO!! sound cloud

2013.8.25 Update

次週もお楽しみに。

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